24時間営業が義務づけられたサービス業種に勤務している為、時には夜勤をします。
夜勤には慣れていないし、対人恐怖の気があるので、沢山お客さんが来ると緊張して疲れるのですが、時間帯によっては客足がぱったりと途絶える事があります。
そんなときはぐったりとして頬杖を付き、ため息つきながら疲れを癒すのですが、だけど自動ドアは開くのです。
開くだけで、誰も入ってこない。
自動ドアは気温変化で誤作動し、開く事もあると聞いた事があります。
ある夜は、大変穏やかな天候で風もなく、大きな気温変化はありませんでした。
しかしその夜は、繰り返し自動ドアは開いては閉まり、閉まっては開く。
夜勤を多くこなす同僚に訊くと、いつもではないがそんな夜はあるよ、との事でした。
「風とか気温変化とか自動車の熱とかで誤作動してるんだろ」というと「そんなもんじゃないね」と一言。
「おまえな、それはお客がやっぱり店に入ってきてるんだよ。見えなくても目的もって入ってきたお客だから、見えるお客と同じように、失礼のないように接しろよ」
古くて新しいような話題だけど、実際に体験してみると、同僚のそんな言葉にも妙に納得できるから不思議です。
その現象に対して、何故だか特別恐怖感がないのも、不思議です。
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