2010-07-18

湘南新宿ライン グリーン車での我が闘争 1

ここに詳しく書かれているように、静岡県内における東海道本線は3両編成の無個性で地味な電車が時々走っているただのローカル線ライクな感じで、特に乗りたいとも思わないチンケな存在ですが、神奈川県に入るとその姿はグリーン車付きの15両編成という堂々たる姿に変貌します。
初めてそれを見たときは大変驚き、また、関東方面への放浪のため熱海で乗り換えた時は「やっぱ関東はすげえ。世界の壁はとてつもなく高くて厚いぜ」と思いました。
15両もの大編成にも関わらずあっという間に乗客がゴミのように溢れかえして行く様をみて私は「お、これは首都圏でなにか世界的なイベントがあるに違いない」と思った程です。

で、そのE231系電車のグリーン車に乗りたかった訳ですが、そのために選んだのが東海道本線ではなく湘南新宿ラインというのはあまり意味がありません。
湘南新宿ラインを選んだのは、まあ強いて言えば、たまたま横須賀線方面で所用があり、同じE231系が走っている湘南新宿ラインの始発である逗子駅に行きやすかった、その程度です 。

では、なぜグリーン車なのか。

こちらは明白。
グリーン車内で「田舎もん」を演じてみたかったからであります。

乗る前からだいたいの想像はついていたのですが、例えば湘南新宿ラインのグリーンに乗るのは、
(1)普通車が満員で、疲れているので仕方なく乗る上場企業正社員
(2)普通車がどんなにガラガラでも恒常的に乗っている似非金持ち
の二者で殆どが占められており、その合間を縫って、
(3)宇都宮餃子を食べに行く観光客
(4)鎌倉大仏を見に行く観光客
が割り込んでいる状況だと思われる訳です。

言うまでもなく、個人的には(2)の人種がワタクシが最も忌み嫌うところの存在であり、そういう奴らは乗り込むやいなや、例外なく最新型のノートPCWindows7使用)を開いて仕事をしてる振りをしています。
全く篦棒に嫌みな奴らだ。
で、彼らの生態としては、ノートPC以外に、次の点が共通しています。

・SuicaによるICリーダの読ませ方が都会的で洗練されており(あるいは他者から「洗練されている」と思われるような形で読ませることを意識しており)、しかも使用媒体は大抵はカードではなく携帯である。
・紙の切符をグリーンアテンダントに提示して席を確保する奴がいると、そいつをちらっと見て顔を顰める。
・リクライニングは絶対倒さず、逆にリクライニングを倒す奴がいると、そいつをちらっと見て顔を顰める。
・リクライニングをやや倒す程度であれば顔を顰めて終わりだが、思いっきり倒す奴がいると、それをはっきりと見て肩を竦めて苦笑する(場合によっては、顔見知りでもない(2)な奴ら同士で、肩を竦めあい、苦笑しあって、同志感を共有する)。
・車内では絶対に飲食しないが、飲食している奴がいると、そいつをちらっと見て顔を顰める。
・飲食していても、それがコーヒー程度であれば顔を顰めて終わりだが、ビールや日本酒等を呑んでる奴がいると、そいつをはっきりと見て肩を竦めて苦笑する(場合によっては、顔見知りでもない(2)な奴ら同士で、肩を竦めあい、苦笑しあって、同志感を共有する)。
・車内では(どれだけ睡魔に襲われていても)絶対に寝ないが、寝ている奴がいると、そいつをちらっと見て顔を顰める。
・寝ている程度であれば、顔を顰めて終わりだが、鼾を立てて爆睡している奴がいると、そいつをはっきりと見て肩を竦めて苦笑する(場合によっては、顔見知りでもない(2)な奴ら同士で、肩を竦めあい、苦笑しあって、同志感を共有する)。
・時折通り過ぎるグリーンアテンダントの事は絶対に無視をし、グリーンアテンダントに到着時刻を訊いたり、飲み物を買ったりする奴がいると、そいつをちらっと見て顔を顰める。
・車内では仕事しかしないが(或いは仕事をしている振りしかしていないが)、仕事をしてなくてスポーツ紙や週刊誌とか読んでいる奴がいると、そいつをちらっと見て顔を顰める。
・読み物がスポーツ紙や週刊誌程度であれば、顔を顰めて終わりだが、東スポや週刊大衆を読んでる奴がいると、そいつをはっきりと見て肩を竦めて苦笑する(場合によっては、顔見知りでもない(2)な奴ら同士で、肩を竦めあい、苦笑しあって、同志感を共有する)。
という感じです。

要するに(2)な奴らは自分たちの事を、
「俺たちって都会的で洗練されてるしさ、カイシャではそこそこの地位にあって仕事熱心で、毎日通勤では往復とも経済的に痛みを感じる事なくグリーンを利用出来るもんね」
と考えています。

だからワタクシはその逆をやってみたかったのです。
(2)の奴らを阿鼻叫喚の奈落に突き落としたいのです。

普段、上記(1)(3)(4)の方々は(2)な奴らに対し、篦棒に遠慮しています。
特に(3)(4)の方々は、たまの休みに少し贅沢をして、グリーン車で寛ぎながら「午前中だけどまあいいか、せっかくのお休みだし、一寸ビールでも呑みながら朝ご飯でも食べるか」というシチュエーションにわくわくしている感じだと思われるのですが(私もそう)、実際乗り込むと乗客の大多数を占める嫌みな(2)な奴らの禁欲的且つ上から目線的な姿勢に気圧され、その「グリーン車で朝から生ビール」的な、誠に小市民的極めてささやかな幸せへの想いは無惨なほどに砕かれ、到着駅のホームで生温くなったビールでもって弁当を使わざるを得ないという哀れな有様です。

そんな彼らに成り代わり、儂が今こそ、儂が今こそ(2)な奴らに鉄槌を下すのだ。
声なき声を、今こそ(2)な奴らに叩き付け、奴らの妙なプライドを粉砕するのだ。
わはははははははははははは。

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