2010-09-05

湘南新宿ライン グリーン車での我が闘争 3

ところが、だ。
大船駅なんぞ殆ど20年ぶりくらいに利用(社会人1年生当時の一時期、大船から新宿に通っていたのは既述の通り)するためか、湘南新宿ラインの乗り場がさっぱり解らん。
というか、当時はこんな立派な駅じゃなかったよーな気がする。
まあ兎に角、出だしから早くも田舎もん状態炸裂である。
前述の通り、東海道線も湘南新宿ラインの別系統のやつも宇都宮系統のやつも、同んなじよーな色(湘南色って言うらしいですな)と同んなじよーな形をしているので「あ、あそこじゃん」と思って隣のホームに行ってみると、行き先が「東京」とかになっていて、焦る焦る。
普段の装備であれば、それでも何とかなる。
しかし今回は、可成りの重装備であり、そのために脚が重く、くそ重いレジ袋が掌に食い込む。
レジ袋と掌の皮膚が擦れて熱く、皮が剥けそうな勢いだ。
苦しげな表情で早朝の大船駅を走り彷徨う中年一人。
彼は果たして宇都宮行きの湘南新宿ラインに乗り込めるのか?

ちなみに、
「アホかオマエは。そんなん駅員に訊けばええやん」
と思っている貴方。
貴方は解ってない。
地方出身者が都会の駅で乗り場を訊くとき程、屈辱感を味わうものだ、という事を。
というか、正直に言うと、
「自分が田舎モンであることを都会人には絶対悟らてはならない」
という、正に田舎モンの思考回路は、この年まで生きてしまうとなかなかぬけないものなのさ。

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