尿漏れ紳士を救え！

A⇒B・C：
今朝新聞見たら、尿漏れ対応パンツの広告が載ってました。
トイレから出てきた紳士の股間が、極めて広範囲に濡れており「しまった、尿シミが！」との独白。
それを見つけた淑女が口を押さえて「やだ、シミだわ…」と顔を顰めている。
と、まあこういうコンセプトです。
悲惨な状況に即応できていない可哀想な「尿漏れ紳士」に関して、議論を通じて理解を深めたいと思います。

B:
まぁボクから言わせれば、
あそこまで濡らしてしまったのであれば、もう少し乾くまでトイレで時間をつぶせば良かったのではないのでしょうか。

C:
理解を深めると何かいいことありますか？

A:
例えばキミの上司が股間だだ漏れ状態で会社の廊下歩いてると思いねえ。
そのとき淑女たるキミはどう反応すれば正しいのか、このワークショップで学び取れるよね(*)。

C:
なるほど。

A:
ボクだったら、何も言わずに裏口からひっそり家に帰りますね。
コート羽織って。
出来ればトイレの鏡に「ボクのことなら、探さないでください」って伝言書いとくのよ。
紅いルージュでな。
それがダメなら「手を洗ったときに水が撥ねちゃってね」とかいう無駄な抵抗をするかも知れない。

C:
でもそれだと「どうやってやったらその部分だけ集中的に水を跳ね返らせることが出来るのですか」と切り替えされそうですね。

B:
さらに個人的な意見を言わせてもらうと、
濡れたのがあからさまにわかる色のスーツを普段から着ないことですね。

A:
なるほど。
尿漏れ持ちの紳士たるもの、常にゆめゆめ油断すべからず、っていう事ですね。
日本語だいぶおかしいですね。
ところで具体的には、どんな色がバレにくい保護色なのでしょうか？

B:
まぁ、ダークグレーでしょうかねぇ。

A:
万が一に備えて明日から、スーツはダークグレイにしよう。
かなりハイレベルなリスクマネジメントだな。

C:
シャツをinするのをやめたら、隠れませんかね。

A:
ははあ、なるほど。
OUTにするわけですね。
貴重なご意見です。

B:
残念ながら、それでは紳士の範疇から外れてしまいますのでダメです。

A:
ははあ、なるほど。
実に厳しいご意見です。

C:
紳士でしたっけ。
そうか、じゃあエプロンでもしますか。
OLには「電磁気防止エプロン」を！
紳士には「尿漏れ隠蔽エプロン」を！
海自には「情報隠蔽エプロン」を！
しかしエプロンは紳士だからNGですよね。

A:
以前、何かのきっかけで上司から「おまえ、ハRンケア買ってやろうか」と言われたことが、懐かしく思い出されます。
別に尿漏れはしてなかったんだけどなあ。
ひょっとして自分で気づいてなかっただけで、股間びしょぬれだったのかなぁ？

(*)
この内容だったら、結局、何も学べていないよね。