2009-09-27

H市脱力系観光ツアー 青谷鍾乳洞#3

まずM君が、鍾乳洞入り口から穴ぼこ内に侵入せんと試みます。
しかし私はいきり立つM君を諌めます。

A:
あいやM君。
待ち給へよ。(*)

M:


我々は、穴ぼこの中を探索するための装備は殆ど用意して来ていません。
かろうじて私が、掌に収まる大きさの携帯用マグライトを持ってきているくらいです。
このまま穴ぼこに侵入するのは余りに危険でした。
態勢を整え、心の準備をして、しかる後に侵入しなければ、事故になる危険性も考えられます。
我々にはまだそれが出来ていません。
だから私は、いきり立つM君をとめたのです。

A:
あいやM君。
一寸君の右側を見てみ給へよ。

M:
ん?何かのボックスがあるね。
何これ?

A:
あいやM君。その箱の蓋を開けてみ給へよ。

M:
ん!?
こ、これは…!

(*)
うーん、この会話形式は久しぶりだ。
わくわくします。
B君お元気ですか?
先日は酒一滴も飲めないのに「本社からうちの支店に飛ばされた可哀想なS君をさらに奈落の底に突き落とす会」にお付き合いして頂いて誠にありがとうございました。
おかげでS君は、あれから更に深く落ち込んでいるようです。
10月過ぎたら「S君の心の傷に塩を塗り込める会」の開催を予定しておりますので、そんときはよろしくね。

2009-09-26

H市脱力系観光ツアー 青谷鍾乳洞#2

「まじでこの先に、なんかあんのかぁ?」という不安を胸に抱きつつ、我々は道を進みます。
殆どの区間は、鬱蒼と茂った樹木の生える薄暗い山道です。
1.0車線から0.9車線程度のややシビアな道を、M氏の車(ただし国産車の方)は慎重に進みます。
そして、その不安が絶頂に達した頃合いを見計ったかの如く、いきなり景色が開け光が飛び込み、そして道の傍らを見ると「鍾乳洞⇒」と書かれ、半分倒れかけた表示が見えました。

ついに「青谷鍾乳洞」に到着であります。

周辺には、誰もいません。
9月も下旬だというのに、蝉の声が盛んに聞こえてきます。
そこに立っているのは、我々中年二人組だけです。
その状況は、あたかも、ある日いきなり予告も説明もなく宇宙船に乗せられ、有無を言わさず火星におろされてしまい、呆然と立ち尽くすロシア人のようです。
或いは、別に、スペイン人でも良いかも知れない。
ひょっとしたら、岐阜県人でも良いかも知れない。
すまない、この比喩はどうでも良いかも知れない。
すまない、みんな、この話は忘れてくれ。

兎に角、ここには誰もいない。
東屋があり、工事現場で良く見かけるタイプのFRP製のトイレがあり(超緊急事態でなければ、あまり入りたくねえなぁ、と誰もが思う程度の清潔さ)、毘沙門様を祀った祠があり、由来が書かれた立て看板があり、小道を挟んで何年も使われていないかのような公民館ライクな建物がある。

周辺環境はそれだけです。
そこを、ただ静寂な時間が流れている、或いは停止しているだけだ。

その成熟の中を、我々「お笑い中年二人組」は、青谷鍾乳洞の入り口に向かって躙りよっていくのであった。

H市脱力系観光ツアー 青谷鍾乳洞#1

あたかも自民党の如く、科学資料館との激闘に惨敗し、しかし鷲沢風穴を心置きなく堪能した我々は、税込100円のアイスクリームを食してから、M君の車(国産車の方)に乗り込み、次なる脱力観光スポットに向かいます。

向かうは「青谷鍾乳洞」。
H市民でも知っているヒトは極僅かというスポットであります。

WIKIによると「青谷鍾乳洞」とは…、ん!?。

なんと、WIKIには記述がない。
わはははマイナーだなあ。
じゃあ、俺が書こうかな。
こんな感じでいいんじゃない?

---------------------------
青谷鍾乳洞
青谷鍾乳洞静岡県浜松市天竜区青谷ある鍾乳洞ある
小堀谷鍾乳洞呼称する
---------------------------
概要
あいている
蝙蝠住んでいる
住所静岡県浜松市天竜区青谷2518-1
見つけにくい[要出典]
---------------------------
入園
無料
---------------------------
カテゴリ日本脱力観光スポット|天竜区

……ハラショー、ハラショーだよ我ながら。
「浜松市」「天竜区」等の基本的単語は勿論の事、「・」、「|」、果ては経線代わりの「-」に至るまで、一言一句漏れなくWikiにリンクしてやった。
Wikiに記載がない単語については、ご丁寧にも新規編集画面に飛ぶようにしてやったぜ(所謂「赤リンク」)。
へっ、ざまあみやがれ。
しかしその代償として、貴重な時間を1時間以上消費してしまったぜ、くそ。
しかも、こんだけ苦労したのに、その赤リンクの部分が赤く表示されない(*)(*2)。

ということで、儂はもう疲れてしまったので、続きは次回だ。
終わりだ終わり。

(*)
あたり前田のクラッカーである。
赤く表示させるためには、span stile="color:red"というようなタグを挟み込まないといけない(Wikiに直接書く場合はちがうよ。一般的なHTMLの記述の話だ)
簡単な話で、作業も簡単。
しかし、私はそうはしなかった
何故か?

これを見てくれ給へ。

こんな状況にさらにタグを打つ等、君ならそんな野蛮な事が出来るかね?
できまい。
できまい、てか、いやになるだろ。
私もそうだ。
それが、赤リンクの部分を赤く表示させられない理由だ。

(*2)
その後、血が滲むような努力の末、Wikiの赤リンク状態を再現する事に成功した。
こういった類いの行為に関しては、
「そんなヒマあったら、仕事しろボケ!」
等という全く的外れ、人権無視の誹謗中傷が寄せられるのが世の常って奴だが、儂はそんな脅しには屈しまへんで。
意味ない努力を積み上げてやる。
今後もな。

H市脱力系観光ツアー 鷲沢風穴#3

前回は、鷲沢風穴の脇にある、廃墟と化した「科学資料館」について擬人化の上敵視するなど、過度に感情的な書き込みとなりましたが、作話症持ちである私の癖ですのでお許しください。
実際の所、この資料館は数年前まではちゃんと開いていましたが、内容は確か、鷲沢風穴周辺地域の地質的資料(岩石とか、地層の断片とか言う類いのもの)が展示されていました。
申し訳ないけど、内容的には「おおっ」と思わせられるものはなかった記憶です。
そんなしょぼい資料館に大上段にも「科学資料館」なる大それた名前をつけるセンスがなかなか気に入っていたというわけです。

という事で、我々中年二人組は「科学資料館」を後にして、ついにご本尊、風穴内に向かいます。

入り口でおばちゃんに400円(内税扱いだと思うが、多分年商制限で非課税の届けでしてるんじゃないかなあ)払い、ドカヘルを借り受け、早速洞窟内に侵入する二人であります。

まあ、この先は一寸ググればいくらでも紹介されている(*1)ので思い切って省略(*2)。
意外にも楽しいという事はお伝えしておきましょう。

要するに、鷲沢風穴の魅力は、風穴そのものはさておき、

・しつこい案内表示
・それら案内表示をふくめ、諸表示に採用された「独特のフォント」
・閉館の憂き目にある科学資料館
・ドカヘル

にあるというのが今回の結論。

今、時間が余って余って仕方ないという君。
そんなだらだらしてるんだったら、今すぐ席を蹴って鷲沢へ飛べ!


大きな地図で見る

そして我々中年二人組と言えば、風穴を思うが侭楽しみ尽くし、次なる脱力観光ポイント(*3)に出発するのでありました。

(*1)
因に、鷲沢風穴はオフィシャルサイトを持っていないようです。
是非、あの独特のフォントで埋め尽くされたサイトを作ってほしいもんです。
尚、参考サイトとしては、1回目に「これやったらアホでも書けるやん」みたいにボロクソ書いたここや、施設内容を簡潔明瞭にまとめたここがあげられます。
勿論他にも数多ございます。

(*2)
かの宮脇俊三さんが書いた本に、冬の日本海で朝、とても美味いカニを大量格安に食した記述がありました。
凡人であればそんな時には、言葉を尽くしてその美味さを表現するものですが、同氏は「美味いものを食べた話など、読者には迷惑なだけだから省略する」(うろ覚えですがそんな感じの表現だった)とやっていて「この人は凄いなあ」と感じたのですが、その真似をしただけです。
なお、次回以降に、同行したM君が撮影したシャシンで使って特集を組む予定です。

(*3)
向かう先はやはり「穴系」「隙間系」です。
H市在住の方であれば「ははあ、鷲沢風穴の近くで穴系か。あのアイスクリームで有名なあそこか。何だつまらん」等と邪推するかもしれませんが、残念。
我々中年二人組は、そんなあなたの邪推を見事に打ち砕くであろう。

2009-09-23

H市脱力系観光ツアー 鷲沢風穴#2

途中、へんな回が1回挟まりましたが、前回は「そのせいあってか、我々が訪れた日は、ひっきりなしの来客でした」のセンテンスで終わりました。

が、ひっきりなしの来客があったのは、道中しつこくしつこくしつこくしつこく繰り返される案内標識のせいではなく、そこで販売しているお水が結構イケてて、買い求める客が多いためで、殆どはリピーターのようでした。
中にはトラック一杯に積み込んだポリタンクに、次から次へと水を満たしていく可成りコアなリピーターもいる程。
しかし彼らの殆どが、風穴や、次に述べる魅惑的な「科学資料館」を一顧だにせず、足早に立ち去って行くのが誠に残念であります。

ということで、我々仲良し中年二人組は、その水の味見さえせず、まず直行したのは、洞窟入り口の手前横、山の斜面を数m登った所にある「科学資料館」であります。
「科学」と名乗る以上、広くサイエンス関係全体に渡る、非常に重要な資料が満載なのではないかと、科学好きな我々(*1)は既にドキドキです。

草が茂る細い道を滑らないように気をつけながら歩けば、すぐに「科学資料館」に辿り着けそうな感じです。

前回申し上げた通り、建物自体は飯場ライクなバラック小屋だ。
だが、侮ってはいけない。
ホンモノは、自らの外観を決して気にはしない。
ホンモノは、中身だけで勝負するものだ。

自らの外観を気にはしない、ホンモノ「科学資料館」は、手前にある看板に書かれた自らの名称も、なんというか習字みたいなフォントの、やや金釘流の文字で壁面に表現している程の徹底ぶりだ。
これはむしろ、外見で相手を油断させ、中身の充実ぶりで驚かせてやろうという極めて高度な作戦だと我々は見る。

うう、科学資料館、こいつ… 出来る!
その割には、本体に掲げられた看板は、角ゴチック体で書かれた端正なもの。
奴に付け入る隙はそこにしかないであろう。

我々は油断しないよう、慎重に歩を進め、彼に近づく。
M氏も心なしか表情が緊張しているように見える。

彼は更に我々を油断させるためか、自らのボディを泥と埃でまとわせているようだ。
貧乏臭いと見せかけて、実はこいつはそうじゃないんだ。
我々はその事実を同時に感じ、努々油断しまいと頷きあう。
しかし、その埃の臭いが凄い。
我々は、埃の臭いに顔を顰めながら更に彼に近づく。

俺は人間どもには決して負けねえ、どんな汚ねえ手を使っても、埃でもンコ(*2)でも使って、必ず倒す!

そんな勢いで、彼は我々に埃の臭いを激しく浴びせかける。

そのシビアな戦いに、しかし我々はついに勝利した!
今や、彼の入り口は、我々の眼前にある。
もう、ドアを開けるだけだ。
それだけで「この世界の科学の全て」を見る事が出来る。
それは即ち、我々の完全なる勝利を意味する。

興奮を抑え、M君が彼の扉に手をかける。
その横開きの扉に手をかけ、大きく開かんがため、力を込める。
更に込める!
更に込める!!
更に込める!!!
指先が白く変色するくらい、力を込めて込めて込めまくるうぅぅぅー!!!!

「A君、これ…」
というM氏の冷めた言葉が聞こえ、彼の指さす先を見ると、その扉には、荒物屋で50円くらいで売っている南京錠が掛けられていた。
更に良く見ると「閉鎖中です」と書かれた紙が剥がれそうになりながらも、壁にぶら下がっていた。

やはり、我々は彼に勝てませんでした…

(*1)
嘘です。

(*2)
昔、アラレちゃんっていう女の子が、時々使ってましたね。
懐かしい。

2009-09-22

特定の女子2名様専用の緊急特集!我々はどこを目指す?

今回はタイトルの通り、ある女子2名様向け専用の特集であります。

<一般の方へ>
該当者以外が読んでも意味はさっぱり解らない筈なのですが、見たいヒトはどーぞご覧下さい。

<ある特定の女子2名様へ>
掲載された写真やテキストをヒントに、我々が向かう場所を当ててください。
市外出身者にはシビアかもしれませんが、頑張れば解るぞ。
なお、ヒントとなる写真には、当然の事ながら「これみせりゃあ、ちょんバレじゃんか」という部分については修正(レタッチして、解らなくする)してあるよん。
では、張り切ってどーぞ!

■目的地へのアクセス
貴女達は、駅前バスターミナルが始発である某路線に乗車します。
我々にとって、比較的馴染み深い路線だと思われます。
乗車して約1時間、料金的には590円でそこには到着します。
降車バス停の名前は「○○○○入口」です
今回は目的が目的なので、車やバイクは使用厳禁。
従ってこの方法でしかアプローチできません。

■集合場所
そのバス停からすぐに神社があります。
これです。

ここの境内に集合いたしましょう。

境内にはこんな掲示もあります。

これがあれば、間違いなく正しい集合地点に来ている事になります。

因に、その神社の近くには、何かの資料館があります(が、開館してないようなきもする)。

■出発
その神社からいきなり登りです。
とは言っても、綺麗に整備された遊歩道を登って行くだけですので、さして苦にはなりません(若ければ)。
若くない私は、この遊歩道の時点でもう、心が折れそうになりました。

■お地蔵さんポイント
暫く登ると、第一ポイントに到着します。
そこにはちゃんと行き先を示した表示があり、迷う事なく目的地の方向に踏み出せます。

表示に従い歩き始めると直ぐに、こんなお地蔵さんがいる場所に来ます。

可愛いでしょ。

このお地蔵さんを使う事で、何かが判明しますので、当日は是非試してみてください。

そしてそこからの風景はこんな感じです。

すぐ下に何かの建物、遠方にも何か見えます

■本格的登山開始
お地蔵さんポイントの出口にある杖を手にして、暫く舗装された車道を歩きます。

そして車道の右側にこんな表示が出てきますので、それに従い右方向に入って行きます。

ここからがついに、ホントの「登山」になります。

■休憩ポイント
山道のすぐ下を、樹木には遮られてはいますが舗装された車道が通っていて、時々聞こえてくる車の音が鬱陶しいですが、まあそれを無視してとことこ歩いて行きます。

すると、こんな構造物が見えてきます。

なんだが、インディアンの砦みたいですね。

眺望の良い所なので、ここで休憩して、早速少し飲みましょう。
この場所の名前は「○○月峠」というらしいです。

■更に歩くと…
こんな場所に出てきます。

しかし、表示に反して、その場所は木に囲まれており、書いてあるような夕日が見えるとはとても思えない…

■更に歩くと…
まあ、緩い勾配のある山道が続きます。

多くの部分は、こんな感じの比較的歩きやすい緩やかな道ですが…


写真では解りにくいですが、こんな感じで数カ所結構シビアな場所があります。

これよりもシビアな場所が、そうだなあ、あと3、4カ所くらいあったかな。
従って、キャラバンシューズ程度の履物は必要かな。
スニーカーだと少し辛いかも。

部分的にはコースがこんな感じで分かれてたりします。

左に行くと「はりきりコース」、右に行くと「らくちんコース」というわけです。
私は、行きは「はりきり」帰りは「らくちん」を通りましたが、要するにどっちも山道で、しんどいです。

このように案内表示がなく、ただ黙って別れているだけの道もあり、判断に迷います。

迷いますが、結果的には合流してしまうようですので、遭難する心配はあまりないようです。

■更に歩くと…
山道の一部が私有地を通ってる部分があります。
そしてそこは仏像の集団です。

この周辺はこんな感じで、仏像やそれっぽいガラクタがたあくさん置いてあり、独りで通ると一寸恐いです。

■ついに念願の山頂へ
てな感じで、バス停から降りてから約6キロ、時間的には1時間30分から2時間程度歩くと、山頂に到着します。

出迎えるのは、彼らです。

なんと、うり坊であります。
山頂にうり坊という、まさに神をも恐れぬ組み合わせであります。
うり坊が2匹、にこやかに私らを迎えてくれます。

しかしなぜ「山頂」という、かくも住環境の劣悪な所に猪が住んでいるのかは、私には解りません。
その住環境のせいかどうかは知りませんが、彼ら2匹はじっとしていて、全く動こうとはしませんでした。
まるで置き物のようです
写真には写ってないですが、手前側には彼らの親とおぼしき猪が1匹静かに佇んでおり、こちらも全く動こうとはしません。
その親は無惨にもシッポをもがれていかにも痛そうなのですが、それを表情にも現さない所、かなりの我慢強さをお持ちとお見受けしました。
どちらにしてもみんな動かない。
わたくし、山頂に小一時間いたのですが、彼ら3匹とも微動だにしませんでした。
全くこの世の七不思議と言わざるを得ません。

というわけで、せっかく山頂まで来たのですから、ここで本格的な宴会をするしかないと思われますので、当日はそれなりの仕込みが必要ですね。
皆様お願いします。

親子猪を観察しながら、まあ、ついでに眼下に広がる素晴らしい景色を見て(ホントに素晴らしいかどうかは解らないけど、山頂からの眺めを表現する一般的な比喩を使ってみたかっただけです)、盛り上がるといたしましょう。
酒池肉林状態が目標であります。

■山頂のしるし
で、せっかく山頂に山頂に来たのですから、酒池肉林で盛り上がるだけでなく、それと解る標識と共に記念写真を撮りたいものですね。
私もそうしようと思って探したのですが、なかなか見つかりません。

やっと見つけたのがこれ。

公的な表示は他に一切なく、誰かが暇つぶしに作ったんじゃねえかという感じの、ハンドメイド感覚溢れるこの標識だけ(*)。

これ、結構小さいですし、これと一緒にシャシンに収まるのには、ややシビアな場所にくくり付けられてます。
公的な表示が一切ないと言えば、山頂のくせに、三角点もないなあ。

以上。
という事で、ヒントは終わり。
文中イタリック体になっている部分は、場所を特定するのに特に有用と思われる部分です。
ヒントの一部には、Googleマップ等の昭文社ベースのサイトを見ても絶〜っ対に解らないものもあります。
そんなときには、ここを参考にしてみてください。
この周辺にあるというのが最終最大のヒントです。

ちゅ〜ことで、我々が目指しているのは、どこにある何と言う山でしょーか?
では、回答お待ちしていまーす。

(*)
この写真に写っている標識には、目指す山頂の標高と思われる「424m」という表記がされていますが、これは正確ではありません(だから敢えてレタッチしてないのです)。
これは恐らく、目指す頂上の北東(ルート的に言うと、山頂に到着するやや手前)にある三角点の標高である「423.9m」を四捨五入或いは切り上げて記載していると思われます。
目指す頂上の標高はもう少し、10m弱高い所にあります。
繰り返しますが、山頂には三角点はありません。
あーあ、これってマジで大ヒントだよ。

(下山記)
今回は、来るべき「飲んだくれ登山」のための下見だったので、当日は予行演習として水筒に水割りを詰め、それをちびちび飲みながら山道を辿り、山頂に着いたら矢張りそれを飲みながらおにぎりを食べるなど、時間を充分に楽しんでから下山にかかりました。
下山し始めて暫くしてから雨が降り出しました。
暴風雨ではなく、やや強めの雨だったのですが、意外にも思った程濡れませんでした。
山道にはいろんな樹木が生きていて、その葉っぱが傘代わりになってくれたようです。
自分に似合わず、何となく「自然」について考えてしまいました。
皮肉な事に、下山しバス停に着いた頃には雨は上がってしまいました。
自分の運の悪さに着いて考えてしまいました。

2009-09-21

H市脱力系観光ツアー 鷲沢風穴#1

我々は、M氏の車(外車の方)のバッテリチャージに見事(見込み通り)失敗して、その後予ての打ち合わせ通り、M氏の車(国産車の方)に乗り込み、マンションを後にしました。

向かうは「鷲沢風穴」。

WIKIによれば、鷲沢風穴とは「静岡県浜松市北区鷲沢町にある鍾乳洞であ」り、「水平天井があ」り、「わき水があり、飲んだり、持って帰ったりすることが可能であ」り、「住所は静岡県浜松市北区鷲沢町穴ノ久保428」であり、料金は「大人-400円 子供-200円」であるとの事です。

これらの事から解るのは、WIKIって、相当バカだということです。

確かに、その風穴は鷲沢にあり、確かに水平天上があり、確かに湧き水があり(正確には湧き水ではなく、風穴のある山から流れてくる清水を一旦タンクに貯め、それを蛇口経由で提供している)、確かに穴ノ久保428なる住所に存在します。
WIKIに書かれている全ては、以上であり、正に異常でしょう。

ふうーん、それがどうしたの、と言いたくなるのは私だけではなかろうて。
しかも、事実認定に関して、極度に重要な欠落があります。
私だったら、「一見清潔に見える公衆トイレが設置されており」「洞内に入るにはドカヘル着用を強制され」「一区画2000円のキャンプ場があり」「売店があってそこでは全ての種類のアイスクリームが税込み100円で販売されており」「無料の科学資料館(飯場ライクなプレハブ製)が併設されて×××、××××××××××××××」×(*)という事も書きますがね。
それは、まあいいです。

一路、鷲沢風穴に向かう我々の目に飛び込んでくるのは、路傍に無数に設置された「鷲沢風穴はこちら」という、明らかに手製の標識であります。
可成り綿密に設置されている感じです。

きみ、鷲沢風穴なる存在を知らないパンピーが、何かの用事でその道を走っていると思いねえ。
そんな彼らの目に、次々と繰り出される「鷲沢風穴はこちら」の誘導標識。
白地に赤で、可成り独特のフォント(*2)で書かれたその標識。
最初は気にもしていなかった筈なのに、彼らの脳味噌に、次第次第にインプリンティングされて行く「鷲沢風穴はこちら」という呪文。
脳内で、どうしようもなく肥大化して行く「鷲沢風穴」の存在。
彼らは次第に初めの目的地を見失い、吸い寄せられるように鷲沢風穴に向かってしまう事必定であります。

そのせいあってか、我々が訪れた日は、ひっきりなしの来客でした。

(*)
すみません。
次回以降のネタつなぎのため、敢えて伏せ字とさせて頂いております。
なお、この伏せ字を見て、思わずスケベ方面への思索を始めた方については、私としては
「お近くの精神科へ受診されてはいかがですか」
と、強く推奨せざるを得ない事を申し添えます。

(*2)
これについては後日特集予定。

2009-09-20

H市脱力系観光ツアー 予告編

仕事上では全くジャマなだけのシルバーウィーク(なんだこのセンスないネーミングは全くもう)ですよね。
仕事の日程がタイトになるだけで、百害あって一利無しなのですが、休みである以上、会社には行けません。
しかし私は、仕事人間というわけではまったくないので、休みを返上してまで仕事場には行きたくない。
だけど「休日」という時間は、何かして過ごさなきゃ行けない。
困ったもんです。

ところで私は中部地方某県のH市(*1)という場所に住んでいます。
で、同じ会社で同じ職場のM氏というヒト(*2)が、偶然にも同じマンションに住んでおり、その割にはこれまで全く交流がなかった(*3)のですが、同氏が連休前に、
「車のバッテリが上がっちまったんで、充電手伝ってくれないかなあ」
と頼んできたんで、
「いいよ別に、ヒマだし。そうだ、MさんH市の出身だよね。地元民でも知らない秘境があるんだけど、行ってみる?」
と誘うと、意外にも快諾(因にわたしは、このH市とは縁もゆかりもない)。

ということで、色気も何もない、中年過ぎたおっさん二人の夏休み。
次回から暫くは、そのツアーレポートです。
題して「H市脱力系観光ツアー」。
乞うご期待!

(*1)
H市等と勿体ぶってますが、どうせ出回り先周辺の地図にリンクを貼るに決まっているので、すぐバレると思う。
でもまあ、解るヒトにだけ解るヒントを差し上げときましょう。
ここは、且つでは「楽器の街」「バイクの街」等と呼ばれていましたが、現在では「リトルサンパウロ」と化しています。
うーん、一寸難しかったかな?
まだわかんないの?しかたねえなあ、もう。
じゃあこれが最終ヒントだよ。

(*2)
このヒトは階層こそ違え、私と全く同じ間取りの部屋に住んでおり、地方都市の住人に相応しく車を複数台(ガイシャ含む)所有している。
然るにこのヒトは独身であり、生活は可成り優雅である。
これに対し、私んとこは4人暮らしである。
それがどうしたと言われては元も子もないが、人口密度が我が方に比して1/4であることと、可処分所得が単純計算でも4倍であることを単に僻んでいるだけだ。
この状況を僻むことに対して異議がある奴は、今すぐ一歩前に出ろ。

(*3)
この関係性の薄さの原因が、上記(*2)の僻みに全く関係ないと言えば全くの嘘になろう。

只今

不更新記録更新中!
一般のブロガーはこんな時「仕事が多忙につき」だの「一度自身のブロク活動を見直していた」だのと解ったような解らない言い訳をしますが、私はそんな姑息なことは言わない。
「単にめんどくさかった」からであります。

当然この書き込みはブログの更新には入れません。
次回の更新はいつになることやら、明日なのか来年なのか、私自身にも解りませーん。